sfp「sea-through communication」レビュー
「sea-through communication」
アコースティックギターから始まるエレクトリックポップナンバー。school food punishment(以下sfp)はデビューしてからこれで3枚目のシングルとなりますが、インディーズ時代からの作風とはうってかわったキラキラしたポップスなこの曲。賛否両論となるほど問題作となりました。
では、私はこの作品をどう思っているかと言うと「sfpの新たなる可能性を探った実験作」として前向きに評価しています。思えば彼らはインディーズ時代のミニアルバムから、常に新たなsfpの姿を探して、それを作品として収めてきました。その中で培われた実力を、今度は「ポップス」として模索して出来上がったのがこの曲だと思うのです。
逆に「sfp以外のアーティストがこれだけ上質なポップスを作れるのか?」という疑問に対して、「これだ!」と言えるような作品をあげられるでしょうか?少なくとも私は、この疑問に対して簡単には答えられません。実はそれくらいレベルの高い作品なのではないかと思うのです。
と、楽曲に対しての評価はこれくらいでさておいて。
実はこの曲、歌詞も冒険心溢れる仕上がりだと思います。今の時代、手紙、電話に、メール、インターネットなど、多くのツールでコミュニケーションを取ることが可能となりました。これらのツールに対しては否定的な意見も多いですし、実際にそのことを題材とした作品も世の中にはあります。
でも、そのツールで出会えた人がいる。そのツールで繋がれる人がいる。もっと肯定的に今のコミュニケーションツールを評価してもいいのではないかと問いかけているのがこの曲の歌詞の大きな特徴だと思います。言ってみれば当たり前、しかし、無意識に使っているがために実感することは意外とない。そんなバランスがsfp風に描いたのがこの曲なのでしょう。
「fiction nonfiction」
こちらはタイトル曲とうってかわったダークな曲。まさにsfpらしい楽曲です。お得意のシンセ・キーボードの電気仕掛けの音はもちろん、ベース・ドラムのリズム隊も突出していて、とても先鋭的に仕上がっています。言葉遊びをしているような歌詞、先の読めないメロディー、どれを取ってもsfp以外の何ものでもない、昔からsfp好きな人ならばハマらないわけがないはずの出来です。


comments
この曲に関しては、最初は「どうかな~」と思っていたのですが、聴けば聴くほど良さが出るいい曲ですね~。
未だに作品毎に新たな魅力を提示してくれるsfpですけど、変幻自在でありながらその時々において常に最高のパフォーマンスを見せる彼らならではの楽曲だと今では確信しております。
秋さんのおっしゃられた、
>逆に「sfp以外のアーティストがこれだけ上質なポップスを作れるのか?」という疑問に対して、「これだ!」と言えるような作品をあげられるでしょうか?
はまさに本質をとらえていますね。私も考えてみましたが、答えを出すことは無理でしょう。
カップリングもかつての凄みを有しながら今までにない斬新さを提示した文句なしの曲。
これで新年早々に発売予定のアルバムに期待するなと言う方が無理な注文ですよ。
こちらではお久しぶりです。sfpのライブの感想はこれから書いていく所存です。
「sea-through communication」聴けば聴くほど味の出るやはりsfpらしい楽曲ですね。当初は「あれ?」と思っていたのに、気づいたらハマってる不思議な作品だと思います。
これだけの作品を出せるアーティスト、私も結構長い事考えてみたのですが思いつかないのですよ。そこも彼らのいいところだと思います。
今度のシングルも凄かったですし、アルバムが待ち遠しいですね。